過支配・・ カウンセリングでロニーは、次のように言いました。「お父さんは僕に拷問をかけたんだ。まるで白状しない犯罪者にやるように」

過支配・・ ロニーが本を読み終わると父親は、問題を出してロニーがちゃんと読んだか確かめていました。

過支配・・ 12歳のロニーは警官の息子です。ロニーの父親は、ロニーの行動をすべて決めていました。例えば、ロニーの読む本や、読書きかける時間まで決めていました。

過支配・・ 支配的な親のもとで育ったこどもは、成長したときには反抗的になることがあります。そういう子どもは、真っ向から反抗することもあれば、見えない所で反抗している場合もあります。

過支配・・ しかし、教師の方は学力テストの結果で判断するので、子どもが迷っていることに気づかないものです。

過支配・・ このような恐れを持った子どもは、学力テストの成績が振るわないことも多いものです。

過支配・・ 仮に、どうすればよいか分かっていても、失敗するのを恐れて問題を未解決のままにしてしまうことがよくあります。

過支配・・ このような子どもは、自分で決断をすることに自信が持てないため、自分で決断できません。

過支配・・ そこで、何をどうしたらよいのかを教えてくれる人をいつも必要とします。

過支配・・ このような親は、お小遣いの管理方法〜何を買って、何のために貯金するかまで子どもに教えます。すると子どもは、成長してから自分の判断力に自信が持てなくなります。

過支配・・ 「最初に宿題をちゃんと終わらせなさい。それから遊びに行ってもいいです。梨沙ちゃんと遊んではダメ。マンガ本を読んではいけません。何の特にもならないのだから。歴史の教科書を読んで明日のテストの準備をしなさい」

過支配・・ 支配される子どもは、次のように親の指示がないかぎり行動することができなくなります。

過支配・・ 子どもを支配しすぎる親は、子どもに失敗から学ぶ機会を与えていません。それは、親が全てを決定しまうからです。

過許可・・ このような子どもに起こる出来事は、決して自分のせいでなく、いつも他の誰かのせいなのです。いつも言い訳を言うことによって自分の居場所をさがそうとする子どもは、なかなか責任感が身に付きません。

過許可・・ 「部屋を片付けられなかったのは、お母さんが、夕飯の時間だって言ったからだよ。だからみんな、そのままにしておいたんだ」等々という言い訳をします。

過許可・・ 「先生は僕のことが嫌いなんだ。だから成績が悪いんだ」「この宿題はできるはずない。だって、先生がこれを説明した時、僕は授業に出ていなかったんだから」.「お母さんが言ったことが聞こえなかったんだ。だって、お母さんは、遠くにいたんだ」

過許可・・ 親は、子どもの欲求を満たすことが大切だと思っているからです。 不快な状況を避けるために、言い訳を前もってでっちあげるような子どももいます。

過許可・・ 部屋の壁を子どもが勝手に塗っても許す親、家具に釘を打っても許す親、みんなで食べるケーキを自分一人で丸ごと食べて許す親がいます。