カウンセリングの方向性と目的 この章で扱った事例の多くは、家族カウンセリングの原理と技法にそったものです。カウンセラーは、問題を抱えている家族を援助する際、いつも長期的な方向性を持ってカウンセリングを行なう必要があります。

権力闘争を避ける カウンセラーは、お願いしたり、提案したり、嘆願しても構いませんが、カウンセラーの提案をうけいれるかどうかは、クライアントの意思にかかっています。

権力闘争を避ける・・ カウンセラーが、クライアントの意思に反しようとすれば、カウンセリングは失敗するでしょう。

権力闘争をさける・・ カウンセラーは、クライエントとの間で権力闘争をするような状況を避けなければなりません。カウンセラーは、自分の欲求を押し付けてはならないし、カウンセラーには自分の思い通りのことをクライエントが受け入れないと言う主張する権…